日本の町工場は外国人が支えていることもあり、もしかしたら日本の町工場の巧というのは外国人であるのかもしれません。今ではトヨタショックもあり、多少外国人の人は減ってきているようですが、昨年までは町工場で働く70%は外国人であるとされていました。
特にブラジル人の人が多く、日本に働きに来ていたこともあり、ある意味外国のような風景を醸し出していたと思います。そんな外国人の働き手の取り合いになっていることもあり、日本の町工場で日本人が働くと言うのはとても少なくなって来ているようです。
町工場には派遣の外国人の人が多く必要とされていることから、作業は単純化しよう、マニュアル化しようという熟練の技が必要ないような状態にしているそうです。確かにすぐにでも即戦力として働いてもらうには、標準化し使いやすくすることが良いと思います。
日本人ならではの細かさ、繊細さ、丁寧さはもしかしたら、お客さんのニーズとはかけ離れて来ているのかもしれません。だとしたら、日本の町工場の巧とは一体何になっていくんでしょうね。求められなければ、いくら素晴らしい技術があってもどうすることも出来ません。
そんな日本の町工場の巧でも、売り上げを伸ばしているのが、靴下メーカーの「靴下屋」なんだそうです。ココ最近では日本製品よりも中国製品のほうがはるかに安いこともあり、日本製品は年々右肩下がりになってきているそうなのですが、ここは売り上げを持ち直しているそうです。
靴下屋のお客さんの7割は女子高生・女子中学生であることから、流行に沿った商品を入れていくことが必要で、中国製品ですと、雑誌に掲載されてからしばらく時間が空き、それから販売となるため、そこを狙ったのがこの靴下屋の日本の町工場の巧であると言えるようです。
世界最高と呼ばれる日本品質で世界展開を目指したいという話になっています。こうした日本の技術を以って挑むと言う姿勢が素晴らしいですね。外国のほうが安く買えるからというところを逆についていく姿勢はさすがだと思います。
世界最高品質というのは日本だけが言っていることではないでしょうし、これから先、本物と呼ばれる商品が主となり、安かろう悪かろうの時代は終わると思います。ここからが日本の町工場の巧の腕の見せ所なのかもしれません。世界最高の品質に、営業戦略が加わればかなり強みになりそうです。